WordPressのことをよく知らないのに、会社で更新担当になってしまった。
WordPress初心者だが管理画面のどこを触って良いのか・触ってはダメな部分がどこか判らない。
そんなは方はいるんじゃないでしょうか
WordPressは便利な反面、中身がブラックボックスなので慣れないと下手に触れないことが多いと思います。
今日はWordPress初心者が初めてページを管理するときに注意すべき点をお伝えできればと思います。
目次
1.まずはこれだけ知っておけばOK。運用で知っておきたいこと。
2.管理者の場合に注意すること
3.まとめ
1.まずはこれだけ知っておけばOK。運用で知っておきたいこと
<ページの投稿や更新は「投稿」「固定ページ」「メディア」だけと考えてOK>
WordPressの管理画面でページを作成する(記事投稿する)ときに使う箇所は、「投稿」「固定ページ」「メディア」が基本的な場所で、
これらがページ作成に関わる基本的なメニューになります。
サイトによっては、独自の投稿メニュー(例えばNewsとか、Informationなど)も作っていることもありますが、考え方は同じです。
独自の投稿メニューは「カスタムポストタイプ」というもので、基本機能からサイトの構築者が独自に追加した投稿項目です。
投稿
…WordPressはブログツールなので「投稿」は例えば日々の日記や、新しいことなどを記事として投稿する場所です。
記事を投稿すれば、公開ページ(管理者ではないネットに公開するページ。第三者に見せるページ)に自動的に表示されます。
これらは、日々の新しいことを書いていくので、例えば一週間毎日書いていけば、ページ(記事)が7個出来上がるわけですが、
記事が増えていけば一覧として表示され、一覧をクリックすると各ページが表示できます。
上で触れた「カスタムポストタイプ」も同じ考え方です。
固定ページ
…例えば会社のページあれば「会社概要」とか、個人のページであれば「自分のプロフィール」とか、ページの変更や追加が基本的にないページ。
ページ作成後、変更がある場合は、編集でページを修正できます。
メディア
…画像や動画など、文字情報以外のファイルをアップロードする場所。投稿記事や固定ページからファイルを指定して使う。
<ページはブロックエディタで視覚的に作成できるが、HTMLを使えれば見た目の調整がしやすい>
WordPressの記事を投稿するとき、HTML知らなくても視覚的に作成できる、ブロックエディタというものがあります。
ブロックエディタは、WordPressのVer5.0から導入された新機能で、以前はこの機能はビジュアルエディタ(=クラシックエディタ)というものでした。
どちらもHTMLが判らない人のための補助機能なんですが、直感的に操作できるものの、
「例えば画像を配置したら画像の上下に変なスペースができてしまった」、とか「画像と記事の微妙な位置をうまく調整できない」とか出てきます。
その場合は、やはりHTMLを知らないと対処できないと思います。
細かい調整は「HTMLに変換」を選択して、HTMLを書かねばなりませんがそこは勉強しなくてはなりません。
ただ、最初はビジュアルエディタでやってみて、最初はWordPressのクセや使い方を覚ええるだけで良いと思います。
HTMLはなんだかんだで必須ですが、後から少しずつ使っていけばいいのではないでしょうか。
<自分の管理権限は何か>
WordPressではサイトの操作権限が6個あります。権限によりどこまで作業ができるかが異なります。
・WordPressをインストールした直後のユーザは、「管理者」(=インストールした自分自身)と、「購読者」(=サイトを見る人)の2つだけです。
サイトを自分だけで運用する場合は、「管理者」と「購読者」だけで良いのですが、
例えば大学のサークルのサイトをイメージすると、管理者がいて、更新する人は別、なんてことがよくあります。
そんな時、記事を更新する人には、通常「編集者」や「投稿者」が付与されると思います。
「投稿者」の場合、触れるメニューが限られていますが、管理者の場合は、サイトの基本設定から、デザインの変更まで全てできてしまいますので
下手に触るとサイトを壊す原因になるので注意が必要です。
参考
バズ部
https://bazubu.com/how-to-setup-wp-users-23705.html
WordPress Codex
https://wpdocs.osdn.jp/ユーザの種類と権限
2.管理者の場合の注意点
上記の通り、管理者権限の場合は、サイトのデザインや基本設定など全てが変更できます。
下記に注意したいポイントを記載します。
外観より下のメニューに注意。特に「外観」「プラグイン」「設定」の変更。
外観・・・デザインを簡単に切り替え可能。サイトの見た目が変わるので下手にいじらないこと。
プラグイン・・・サイトに機能を追加できる。完成しているサイトでは、プラグインを前提に
設定・・・サイトのタイトルや、サイトのキャッチフレーズ、言語の設定や時刻の表記設定など。
管理者だが設定を変更してみたいという場合は下記に注意
・機能追加はプラグインでできる。ただし入れすぎはサイトが重くなる。
デザイナさんと一緒に作業をしていると、サイトに実装する機能を「プラグイン」で簡単に実現しようとする方がいます。
しかしこれって要注意です。なぜかというと、WordPressのプログラムは、サイト全体で読み込むために、プラグインを使うとサイトの
パフォーマンス全体に影響します。動かすプラグインはせいぜい5個くらいにした方がいいです。
サイトの公開後に記事のURLを変えるのは、googleでページが検索されない可能性。パーマリンクに注意。
WordPressのパーマリンクとは、サイト内のページごとのURLの基本設定です。
自分のサイトを公開してしばらくすると、GoogleやYahooの検索結果に出てくるようになりますが
これはGoogleやYahooなどの検索サイトが自動で情報を収集する為です。
ここで、パーマリンクを変更してしまうと、ページのURLが変わってしまうので、
せっかくGoogleが収集した情報があっても誰もページにたどり着けなくなります。
例:日記のページで http://example.com/diary200201/ というURL
パーマリンクを変更して http://example.com/2020/02/01/ というURLに変更した。
↓
Googleが収集したURLと異なるので、検索結果に出てきても誰もサイトに訪問できなくなります。
ページの公開直後はGoogleがインデックスしていないので問題ないですが、インデックスされたものがあるときは注意してください。
「設定」の「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」を変えるのはよく考えて。違いは下記。
WordPressアドレス(URL)・・・WordPressを実際にインストールする場所(URL)
サイトアドレス(URL)・・・実際にアクセスするURL
サイトの乗っ取りに注意
WordPressの管理画面のURLは/wp-adminなので、世界中から狙われます。
パスワードが簡単な物は放っておくといつかサイトが乗っ取られる場合があるので注意してください。
WordPressのページの概念を知っておこう
自分が投稿したWordPressのページは、情報はデータベースに入っています。
ページを制御するPHPプログラムの実態は存在しますが、公開したURLは仮想的に生成されたものなので、
実際にそこにファイルがあるわけではありません。
3.まとめ
・まずは使ってみて慣れよう
・記事を作成しても、すぐに修正できるので怖がらずにやってみよう。
・記事は下書きや非公開という状態にして表示を確認できるのでまずは慣れるべし。