健康・体のこと

【花粉症】花粉症歴30年以上の私が伝授する花粉症の予防と症状を軽くするコツ。

日本で当たり前となった花粉症。
なったことが無い人からすれば大変だね~って他人事なんですが、罹っている本人にとっては死活問題。
仕事や勉強にはなかなか集中できないし、鼻が詰まっているのに、さらさらした鼻水が延々と垂れてくる・・・。
目も痒いしイライラ・・・。
スギを植えたやつはマジで許さん、と思ったこともあります。
私の場合は、小学校1年生くらいのとき既に花粉症でした。
花粉症の対策についてまとめてみました。

目次

1.まず結論
2.花粉症とはなにか
3.花粉症として挙げられる花粉症の種類
4.なってしまった場合の対処法は
5.予防策は

【1.まず結論】

極力花粉を吸いこまない、目や鼻の粘膜に触れないようにすることが大切です。
アレルギー用飲み薬、鼻詰まりを取る鼻炎薬と、アレルギー用の点眼薬を常備する。
外出時は必ずマスクをすること。最近はテレワークなども普及してきましたが、外出しなくていい場合は外に出ない。
風の強い日は花粉が飛びまくっていると思うべし。
目がかゆくなった場合、極力掻かないようにして、アレルギー用の点眼薬でかゆみを治める。痒くなったり、掻いた場合は水で目を洗う。
それでもやはり症状は出てしまうものなので、外出時にポケットティッシュは20個位持ち歩けば1日くらいはもつ。

【2.花粉症とは何か】

体が花粉を異物として検知して、それに対する防御反応とのことです。
防御反応が激しいため、それが体に逆に負担になる状況です。
例えて言うなら、
「火事の現場に消防車が集まって、放水しすぎて洪水になってしまう」感じでしょうか。

私は医者じゃないですが、鼻の花粉症をざっくり説明するとこんな感じの様です。

花粉(異物)が鼻の粘膜につく

花粉が来たという情報を体に知らせる。(抗体ができる)

情報を肥満細胞が受け取る。

また花粉が鼻の粘膜につく

肥満細胞がアレルギー誘発物質(ヒスタミン)を出す

アレルギー誘発物質に血管などが反応

鼻水が出る

このアレルギー誘発物質(ヒスタミン)ですが、体になくてはならないものだそうです。
その機能としては、

がん/骨粗鬆/動脈硬化/アルツハイマー病/糖尿病予防
傷の治りが早い/抗ストレス・抗疲労作用/神経組織の病変を修復する細胞の機能を修復
その他、睡眠、覚醒、学習、記憶、食欲調整、血管への作用、胃酸の生産・・・など、多岐にわたる様です。

【3.花粉症として挙げられる花粉症の種類】

1年間の代表的な花粉症の種類(関東の場合)
・2月中旬~ 4月中旬:スギ
・3月中旬~ 5月頭 :ヒノキ
・5月頭 ~ 6月中旬:イネ
・8月中旬~10月頭 :ブタクサ

↑これ私の場合全部ですが、一番ひどいのはやはりスギとヒノキです。

スギとヒノキの場合、鼻水、鼻づまり、目のかゆみと涙がひどく、
鼻は両鼻が詰まってしまい口呼吸しかできなくなります。鼻の奥が詰まっているのですが、サラサラの鼻水が垂れてきます。
しかし鼻が通っていないので、鼻をかむことができません。もう両鼻にティッシュを入れておくしかないのです。
目は痒くなるので気を抜くとどうしても掻いてしまいますが、そうするとどんどん涙が出てきます。涙をティッシュで拭いても涙は出てきます。
これ少しならいいんですが、あまりにひどいと、目の周りが腫れてしまいます。

この状態で一夜を明かすと翌朝どうなるか。寝ている間に涙が目ヤニとなって瞼の上下がくっ付いてしまい、目が開きません。
指で「パリパリ」と瞼をこじ開けるんです。
鼻をかむと、日によっては黄色い鼻水に変わっていて、血が混じっています。
悪夢です。覚めても悪夢。眠りも浅い。

【4.対処法は?】

飲み薬で対処する
鼻炎薬を飲みましょう。市販の薬でも構いません。
または、医者に行って薬を処方してもらいましょう。私の場合は医者の処方薬を飲んでいます。

医者でも、耳鼻科はバカみたいに混むので、内科に行って薬だけ処方してもらうのがおススメです。
内科でも、飲み薬や点鼻薬、点眼薬を出してくれます。医者に行けば強めの薬を出してくれます。

あと、鼻のつまりって一番大敵で、頭が働かない状況になりやすく、イライラもします。
私の場合は、市販の薬ですがAGノーズという点鼻薬を常時携帯しています。
この薬は一時的ではありますが、鼻づまりを僅か10分程度で解消します。速攻効きます。
持続時間はひどい時で1~2時間、ひどくないときは数時間~半日程度持ちます。
※ただしやりすぎに注意。一番ひどい時に使いすぎると、逆に全然効かなくなります。

花粉を取り込まない工夫をする
外に出るときは、マスクをしましょう。やはり使い捨ての不織布のマスクがおススメです。
ウレタンマスクは楽かもしれないですが、モノにもよると思いますが、繊維の隙間が大きい可能性があります。
花粉のひどい時期は、家の中でもマスクをしておくのが効果的です。食事や入浴以外はずっと着けておきます。
ただし、耳が痛くなるので、ゴムがキツすぎないやつがおススメです。

布団、洗濯物は外に干さないでください。
布団は乾燥機を使って家の中でメンテナンスを。洗濯物は部屋干しの洗剤や柔軟剤を使い、家の中で干します。

マスクをできない状況(例えば、春スキー・スノボに行く)とか、は覚悟してください。
そのため、花粉の時期は旅行を避けるとかも工夫のひとつだと思います。

【5.予防策】

飲み薬で対処する
上にも書きましたが、私の場合医者で処方してもらう飲み薬・点鼻薬・点眼薬を使っています。
しかし大事なのは薬を飲み始める「時期」です。
みんな、2月中旬になってから花粉症が、、、とか言い出しますが、私の場合は、1月下旬にはもう薬を飲み始めています。
このくらいから薬を飲み始めていると、症状が出ても軽くなります。これ、おススメです。

鼻の粘膜を焼く
荒療治ですが、アレルギーに反応しないように、レーザーを使い鼻の粘膜を焼いて免疫反応をさせないようにするようです。
結構効くらしいですが、粘膜を焼くので完治するまでは地獄のような鼻づまりが1週間~2週間程度続くようです。
KOEEE!
また、数年すると戻ってしまうようなので、良いか悪いか、判断するのはあなた次第。
でもこれって目がかゆくなる人には効くんですかね・・・・。

注射で免疫反応を抑える
花粉に体を慣れさせて、アレルギー反応を出なくする(減感作療法)方法があるようです。
安全性も比較的高く確実なようですが、数年かけて行う治療らしいので、目に見えての即効性はありません。

注射で免疫反応を抑える(その1)
いわゆる「ステロイド注射」です。
このステロイド注射はかなり効くらしいですが、副作用が懸念されるので、あまりお勧めできません。
何年もステロイド注射をすることで、顔がむくんだり、糖尿病、高血圧、緑内障、生理異常など深刻な副作用なが起きることがあるようです。

注射で免疫反応を抑える(その2)
「ゾレア注射」というものらしいです。元々は気管支喘息用の治療であったそうですが、花粉症の治療として最近出てきた治療みたいです。
簡単に言うと、花粉が体に入ってきたときに、その情報(抗体)が体に渡されますが、その情報と結合して無効化するという物らしいです。
花粉が体内に入った時にできる抗体と結合して、肥満細胞と結合しないようにするみたいです。

まとめ

下記のような対策がよさそうです。

    • 1月下旬に、内科で薬をもらい服用を始める。毎年早めに治療を開始する。(症状が出てからでは遅い)
    • 「ゾレア注射」で免疫反応を抑える。
    • 外出を控え、花粉の期間中、布団と洗濯物は部屋干しにする。外出時のマスクは必須。防毒マスクと思うべし。

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